指定船制度
指定船制度
本項は 「海上保安庁パーフェクトガイド」掲載用として整理したものをもとに掲載しており、更新なき場合、2005年3月のデータにもとずいています。
また、掲載出版内容と異なる部分も多々あります。
新規作成日:2005年5月7日以前を最終更新日としているものは、準備資料のまま内容の更新がないことを示しています。
指定船制度
指定船制度とは、高度な知識、技能を必要とする特殊な分野の業務を的確に処理するため、所属船艇のうち一部の船艇に対し、特定の業務が指定されているもので、当該業務に関する訓練・研修の強化を通じて乗組員の能力の向上に努めている。
潜水指定船は、昭和45年6月24日に発足し、水面下における海難救助や犯罪捜査を実施するために指定され、4人1チームの自給気潜水士を配している。
警備実施強化指定船は、昭和56年8月7日に発足し、海上紛争、デモ等に対する警備技術に関するもので、乗組員をもって特別警備隊(特警隊)を編成している。
救難強化指定船は、昭和59年5月15日に発足し、特殊海難に対する高度な救難技術に関するものである。4人1チームの自給気潜水士も配している。
海上環境業務強化指定船は、昭和59年10月1日に発足した海上公害特修船が前身で、海上環境業務執行体制の充実強化に関するものである。
鑑識業務指定船は、昭和59年10月1日に発足し、科学技術を駆使した的確な証拠収集に関するものである。
港長業務指定船は、昭和59年10月1日に発足し、航行安全、危険物荷役の安全指導に関するものである。
防災指定船は、昭和59年10月1日に発足し、海上防災指導に関するものである。
警備実施強化巡視船
警備実施体制の整備、強化を図るため特に指定した巡視船。
この各巡視船の上級幹部を除いた乗組員で、1隻あたり2個小隊の特警隊を編成している。
警備実施強化巡視船(時期等不統一で現在のものを示すものではない)
( )内は所属海上保安部
PL101 しれとこ (小樽)
PL103 わかさ (舞鶴)
PL104 きい (和歌山)
PL107 まつしま (塩釜)
PL109 しきね (横浜)
PL115 のと (伏木)
PL120 くにさき (門司)
PL127 えとも (室蘭)
PL65 くにがみ (中城)
PL66 しきね (横浜)
PL68 すずか (尾鷲)
PL69 こしき (鹿児島)
PM07 いさづ (松山)
PM75 ふじ (田辺)
PM90 ちくご (佐世保)
これらのほかにも何隻か指定されている。
[カット写真]
PL109 しきね、警備実施等強化指定船の乗組員で編成される、特別警備隊。
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海上環境業務強化指定船に指定されている横浜海上保安部所属のCL36 きりかぜ
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新規作成日:2005年5月7日/最終更新日:2010年7月29日