Jpn 油防除艇 OR01 しらさぎ型 MSA

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油防除艇 OR01 しらさぎ 型BR> 油流出事故に備え、オイルフェンス等を搭載して、主要な港で待機している。
災害時、オイルフェンスを展張して、災害範囲を限定した後、流出油を回収する。
船体中央にある、座布団のようなオレンジ色の包みがオイルフェンスで、船尾の大型の滑車を経由して、油流出海面の周囲に、オイルフェンスを展張する。
任務の都合上、防爆構造(引火原因を発生させないような工夫)とされているほか、操舵室は与圧されている。
推進器はウォータージェットとされており、展張作業時のオイルフェンス巻きこみ防止が図られている。
オイルフェンスは総延長約500m分搭載している。
後述のオイルフェンス展張艇(OX01M101型)に、自航能力と、油回収装置を付与した船である。
大規模な石油コンビナートに隣接する基地に配属、待機している。
船体塗色は、危険災害時に目立つように、オレンジ色に塗られている。
船名は、「白鷺」「千鳥」など、鳥に関するものに因んで命名されている。
2007.3.31 一斉に解役されたが、港湾の防災体制が整い、また、巡視船艇の資機材も整備が進んだことから代替船の建造は行われなかった。

総トン数: 100.0t(旧)
満載排水量: 153t
全長: 22.0m
最大幅: 6.4m
深さ: 2.3m
主機: ディーゼル 2基 ウォータージェット2基
出力: 400馬力
速力: 6.0kt
航続距離: 160浬
武器: なし
船質: 鋼
航行区域: 平水
最大搭載人員: 7名

同型船
油防除艇 OR01 しらさぎ (OR01しらさぎ型) 昭和52年1月31日 横浜
油防除艇 OR2 しらとり (OR01しらさぎ型) 昭和53年3月30日 名古屋
油防除艇 OR03 みずなぎ (OR01しらさぎ型) 昭和53年3月20日 坂出
油防除艇 OR04 ちどり (OR01しらさぎ型) 昭和54年3月22日 岩国
油防除艇 OR05 いそしぎ (OR01しらさぎ型) 昭和54年3月23日 大分


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OR01 しらさぎ(4/25 予行)




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新規作成日:2001年11月28日/最終更新日:2007年6月15日