巡視艇 PC101 あそぎり型
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30メートル型巡視艇 PC101 あそぎり 型
領海警備、高速密猟船取締、海難救助、海洋汚染監視など、沿岸海域における幅広い任務につく、30メートル型巡視艇。
23メートル型巡視艇の後継として建造された。
むらくも型の船体は軽合金製であったが、容疑船艇への強行接舷時の安全を考慮し、鋼製の船体とされている。
PC104「なおづき」は、平成11年3月23日に発生した、日本海での「不審船追尾」に際して、船首甲板に装備されている13mm単装機銃(64式小銃の説あり)により、威嚇射撃を行っている。
守備範囲は沿海とされているため、今回の「不審船追尾」に際しては、かなりの負担が有ったようだ。
30ktと高速ではあるが、昨今の不審船事件に対しては、更なる高速が求められる時代となっいる。
船名は、「霧」や「月」「雲」という、気象天象に関するものから、地域に因んで命名されている。
総トン数: 101t
全長: 33.0m
最大幅: 6.3m
深さ: 3.2m
主機: ディーゼル 2基 2軸
出力: 5200馬力
速力: 30.0kt
武器: 13mm単装機銃×1
船質: 高張力鋼
航行区域: 近海
同型船
PC101 あそぎり 平成6年12月19日 牛深
PC102 むろづき 平成7年7月27日 串本
PC103 わかぐも 平成8年7月17日 大分
PC104 なおづき 平成9年1月23日 直江津
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新規作成日:2001年11月28日/最終更新日:2004年11月9日