巡視船 PL61 はてるま型
1000トン型巡視船 PL61 はてるま型
拠点機能強化巡視船。
海上保安庁では、中国との領有権問題のある尖閣諸島警備に常時2隻程度の巡視船艇を配備しているが、現場海域は沖縄本島から225浬(約170km)も離れており、そのため補給など、母船機能も付与される。
尖閣対応型とも言われる。
一番船が平成19年4月竣工予定のほか、平成18年度概算要求で、4隻の建造が計上されている。
主な装備。
30mm多銃身機関砲は、RFSを装備し、遠隔操縦が可能なものである。
遠隔放水銃
遠隔監視採証装置は、暗視カメラと録画装置を連動させたもの。
船上型ヘリコプター映像衛星伝送システム
停船命令等表示装置
搭載艇は、7m型と4.8m型の複合型機付ゴムボートが各2搭載される。
補給機能としては、船舶燃料、航空燃料を搭載し、小型の巡視船艇やヘリコプターへの燃料補給が可能である。。
また、これら乗員の宿泊設備もおかれる。
船価は約49億円。
外見上は、アメリカ海軍で計画されているLCSにも似た船影である。
概ね、PL51 ひだ型に準じた船容のようだ、。
FCS:Firing Control System 射撃管制機能 遠距離の精密射撃を行うため、弾丸が飛翔する大気の状態(気温、気圧、湿度)による弾道の変化、その他射撃に必要なデータを精密に演算し、正確な射撃計算をするシステム。
RFS:Remort Firing System 目標追尾型遠隔操縦機能 最大対処距離をFCSよりも短く限定し、簡易な射撃計算を実施するシステム。
総トン数: 1300t
全長: 約89.0m
最大幅: 11.0m
深さ: 5.0m
主機: ディーゼル4基 ウォータージェット4基
速力: 30kt
武器: 30mm単装機関砲×1
同型船
PL61 はてるま 平成20年3月31日 石垣
PL62 いしがき 平成21年2月2日 石垣
PL63 よなくに 平成21年2月2日 石垣
PL64 しもきた 平成21年3月3日 八戸
PL65 しれとこ 平成21年3月12日 小樽
PL66 しきね 平成21年10月7日 横浜
PL67 あまぎ 平成22年3月11日 下田
PL68 すずか 平成22年3月11日 尾鷲
PL69 こしき 平成22年3月9日 鹿児島
PL66「しきね」船橋配置
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PL66「しきね」機関配置
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新規作成日:2005年5月27日/最終更新日:2013年4月10日