試験艦 ASE6102 あすか 型
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試験艦
AUXILIARY SHIP EXPERIMENT
最新兵器の開発の決め手は洋上の実用試験
最新護衛艦にも劣らぬ規模のテスト専用艦
試験艦 ASE6102 あすか (ASE6102あすか型)
「くりはま」に続いて、専用のテストベッド艦として建造された。
より、実艦(護衛艦)に近い、大型の艦型とされており、有事の際は、所要の改造により、「きり」級護衛艦程度の戦力を期待されている。
艦の装備は、試験の必要に応じて、変更されている。
当面は対艦ミサイル防御のための装備試験が中心のようで、FCS3やVLS,打ちっぱなし能力を持つ新短SAM(XAAM−4の転用らしい)などの試験が予定されている。また新型艦のダメージコントロール自動化の資料収集も考えられているようだ。
2008には、新型DDHに対応した、ヘリ着艦表示の試験にも使用されている。
試験に使用されていない期間は、体験航海にも、良く使われている。
主機はガスタービンではあるが、ガスタービンの発電機で電気を起こし、その電力で進む電気推進(COGLAG)方式を採用している。
艦名は、名所旧跡(文明・文化に関する地名)の名称より、奈良「飛鳥」に因んで付けられている。
ASE とは Auxiliary Ship Experiment の意。
同型艦
艦種 記号・番号 艦名 竣工/編入 配属 定係港 建造所 計画年度 退役 備考
試験艦 ASE6102 あすか 平成7年3月22日 開発隊群 横須賀 住重浦賀 H4
基準排水量:4250t / 満載排水量:4900t
主要寸法 全長151m×幅17.3m×深さ10.0m×喫水5.0m
主機:COGLAG ガスタービン2基2軸, 出力:43000PS
速力:約27kt
船型:長船首楼型, 乗員:約70名
ASE6102 あすか 着艦標識(2008.10)
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新規作成日:2001年11月27日/最終更新日:2008年11月22日