Jpn エアクッション艇 LCAC2101 エアクッション艇1号型 JpnE

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輸送艦艇
AMPHIBIOUS SHIP

エアクッション艇
Landing Ccraft AirCushion

LCACは、アメリカ海軍制式の物と同型で、エアクッション(ホーバークラフト)型である。当初国産も計画されていたが、Textron社製の、アメリカ海軍と同一の物が輸入された。
船体構造は、船体基部の下をゴム製のスカートが覆い、上部の中央を車両甲板として前後にランプウェイを設け、左右の上部構造物に、各、リフトファン1基、推進器(シュラウド・エアスクリュー)1基、バウスラスタ(エアダクト)1基をおいている。操縦室は右舷前方にあり、左舷前方にはキャビンが設けられており、若干名の搭載が可能である。
積載容量は最大60トンで、90式戦車1台の搭載が可能である。
当初、アメリカのLCACとは部隊での管理方式が異なり、海上自衛隊は、個艦の搭載艇の扱いとなっていた。
現在では、第一エアクッション艇隊で一元管理していて、任務に応じて輸送艦等に派出される方式となっている。
LCAC(エルキャック)固有の乗組員は5名で、クラフトマスター(CM 操縦)、エンジニア(EMG 機関操作)、ナビゲーター(NAV レーダー要員)、ロードマスター(RM 見張り)、デッキエンジニア(DE)がいる。更に艇指揮にあたるOICが乗り込む。この他に2隻の整備のために8人の専門スタッフがいる。
通常の定員は24名で、運航中は乗員と言えどもデッキに出る事はできない。
人員輸送の場合は、アメリカでは、プレハブ式のハウスを組み上げて、キャビンとして約130名搭載するが、当初日本では導入されず、緊急時は、車両(トラックなど)を搭載、固縛し、人員を収容する方式を取っていたが、平成14年3月に、2艇分導入された。
当初、輸送艦おおすみ型の搭載艇として扱われていたが、2004.4.8自衛艦籍に編入された。

LCAC 機関配置
片舷に、リフトファン用2基、発電機、推進軸用2基が直列に配置され、軸はクラッチを経由して直結されている。
Pict_1549. Pict_1549a.

LCAC ランディング
Pict_1551.

人員輸送ユニット
幅5.7m長さ14.8mで、3列の構造となっている。
各列の棟は、中央の通路を挟み、左右にシートベルトつきのベンチで、60名収容できる。
プレハブの資材は、3つの10フィートコンテナに収容されている。
Dcim2937/DSC_8290. Dcim2937/DSC_8314. Dcim2937/DSC_8330. Dcim2938/DSC_8452.

LCAC(エルキャック)とは、エアクッション型揚陸艇(Landing Ccraft AirCushion)の意味である。

満載排水量:181.6t
主要寸法 全長26.8m×幅14.33m×喫水0.87m
主機:ガスタービン4基2軸(内2基はリフトファン), 出力:15820PS
速力:約40kt
乗員:約5+25名


同型艇
エアクッション艇 LCAC2101 エアクッション艇1号 平成16年4月8日 第1エアクッション艇隊 呉 Textron社 H5 
エアクッション艇 LCAC2102 エアクッション艇2号 平成16年4月8日 第1エアクッション艇隊 呉 Textron社 H5 
エアクッション艇 LCAC2103 エアクッション艇3号 平成16年4月8日 第1エアクッション艇隊 呉 Textron社 H10 
エアクッション艇 LCAC2104 エアクッション艇4号 平成16年4月8日 第1エアクッション艇隊 呉 Textron社 H10 
エアクッション艇 LCAC2105 エアクッション艇5号 平成16年4月8日 第1エアクッション艇隊 呉 Textron社 H11 
エアクッション艇 LCAC2106 エアクッション艇6号 平成16年4月8日 第1エアクッション艇隊 呉 Textron社 H11 
 
輸送艦 LST4001 おおすみ 型


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新規作成日:2002年2月20日/最終更新日:2009年9月2日