酒保
旧海軍には、酒保とよばれる売店があった。
正確には、売店ではなく、雑貨品庫と言うべきかもしれない。
酒保で品物を買うには、班ごとに注文をまとめて当番が酒保帳に記入し、酒保の窓口に並んで受け取ってくる。
酒保の代金は、毎月の給料から差し引かれるが、海兵団の場合、酒保代金が一か月四円を超えると「酒保止め」にされてしまう。
主な扱い品目 (価格は昭和15年頃の一例)
郵便ハガキ 一銭五厘
鉛筆 二銭
歯磨粉 二銭
タオル 七銭
化粧石鹸 五銭
洗濯石鹸大 十銭
木綿糸 五銭
酒一升 一円八十銭
ラムネ一本 二銭
たばこ(ほまれ)四銭
たばこ(さくら)十銭
現在の海上自衛隊の艦内にも「酒保」はあるが、は日用品(カップ麺、菓子を含む)を売る場所であり、「酒類」は販売していない。
「酒保」の名称は、旧海軍の名残である。
尚、艦内飲酒は
イギリス海軍は飲酒OK
ドイツ海軍は艦橋にもビールサーバーがある
アメリカ海軍は飲酒禁止
などとなっている。
新規作成日:2003年7月6日/最終更新日:2003年7月6日