CV63 KITTY HAWK 型
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近代型空母の基本型とも言われる、CV59フォレスタルの改良型。CV59フォレスタルでは、エンクローズドバウ、両舷に大きく張り出した飛行甲板、斜めの発着甲板、舷側配置のエレベーター、閉囲された一層の格納庫、大型のアイランド(艦橋)、など、基本的に、空母の最終原型となっているが、本型では、エレベーター、アイランド(艦橋)の配置変更、5インチ砲を廃止し、対空誘導弾テリアの搭載など、通常動力型空母の最終形式を確立した。
幾度かの改装により、対空誘導弾テリアは撤去され、シースパロー8連装発射機、CIWSが、個艦防御システムとなっている。
三番艦となるべき艦は、原子力推進艦 CVAN65 ENTERPRISE として建造された。
搭載機数は、約90機で、戦闘機(F14A)、戦闘攻撃機(F/A18)、電子戦支援機(EA6)、早期警戒機(E2C)、哨戒機(S3、SH60)、等が搭載されており、小国の空軍力にも勝る、戦力を1隻で搭載している。
空母の利点は、このような大規模の航空戦力を、適宜必要な海域へ展開させ、任務にあたることである。
地上空軍力の場合は、前線基地が必要で、或いは遠距離からの空中給油による作戦となり、任意の海域で前進作戦が可能な空母に比べて、制約が大きい。
CVは、Multi-Purpose Aircraft Carrier の略号で、汎用空母の意。
CV63 KITTY HAWKは、第七艦隊に配属され、横須賀を母港としており、唯一の海外母港の空母である。
CV63 KITTY HAWK後継には核アレルギー国日本との兼ね合いから、一旦退役するジョンFケネディを当てる案も出ている。
主機: 蒸気タービン 8基 4軸,280,000shp.
全長: 1062.5 feet (323.8m)
飛行甲板幅: 252 feet (76.8m)
幅: 130 feet (39m)
排水量: 約80,800t(82,096.69 metrictons) 満載
速力: 30kt+
航空機: 約85
乗員: 個艦乗員: 3,150、航空要員: 2,480
主要兵装: シースパロー8連装発射機×3,20mmCIWS×3
在籍同型艦 3隻 (建造同型艦総数 4隻)
就役日: April 29,1961 (USS Kitty Hawk)
同型艦
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新規作成日:2001年12月22日/最終更新日:2005年5月6日