戦前船舶研究会からのお知らせ(2004.6.6)

戦前船舶研究会からのお知らせ
(2004.6.6)

戦前船舶研究会
渉外担当

ご無沙汰しています。

3月からの特別調査は、ようやく、出口が見えて来ました。
近いうちに、調査結果を会員の皆様にもお知らせできると思います。
まことに勝手ですが、6〜7ケ月問、会報の発行を休止させて頂きます。
理由は、10数年来の努力が実り、今年から来年に掛けて、艦船共に、国の内外から、大量の資料入手の予感がします。
これを間違いなくキャッチするには、格納場所、時間、資金を潤沢に用意する必要があります。先ず、手元の未整理資料を片付けて、等々から、どうすべきか、昨目まで、悩みましたが、休刊を決断しました。
これに伴い、平成16年度会費は、平成16〜17年度会費に変更させて頂きます。
同じく、平成17年度以後の会費は、1年ずつ、繰り延べさせて頂きます。

作業量の関係から、次の2件の調査は一時中止します。
会員の中で、希望者が居れば、冷やかしでないことを確認しながら、データの所在其の他の条件を全て、お知らせします。
一つは、艦艇の解体写真です。随分出回っていますが、下記のように珍しいものもまだあります。私が見たファイルは約500枚でしたから、全体で5000枚前後と推測します。私の見たものは、マイクロフイシュのため元写真のコントラストが潰れ、そのうえ、3X5ミリのものを、拡大したためシルエットになってますが、元写真は手札、キヤピネ、八切、などですから、アメリカで原写真を探し当てれぱ、未発見の良い資料も入手できるでしょう。
私の見た500枚はほとんどが、海防艦と2等輸送艦でした。
2たつ目は、引渡し調書です。原本は、日本語ですが、タイブ打ちの英語のリストがあります。艦船と、基地建造物などが混在してますので、英語力が必要です。
駆逐艦、松型の回天設備搭載艦の艦名などが明らかになるほか、いままでは、推測で話されたことが、証拠書類で明らかになります。
自分ごとで恐縮ですが、小説の第四巻は、題名とキヤラクターを替えて8月ごろに出ます。最初は、6月とのことで原稿を渡してあったのですが、編集段階で一月遅れ、他の出版社の営業政策の煽りで、更に一月遅れと聞かされています。
2〜3巻を読んだ人からの意見ですが、「今までのように、飛行機を二〜三十機飛ばしてのパナマ運河破壊は、そら空しくて書けなくなった」そうです。
そうなら、今度の4巻目を読んだ人は、ミッドウエイ島攻略作戦を簡単には書けなくなるでしょう。
5〜6冊目は、ガ島作戦で、それから7冊目は、計画倒れのマリアナ逆上陸作戦かな、などと、夢を見ています。

大作の「遠藤史観、日本軍艦史」も初稿が終わり、細部の詰めを開始しました。未公開の資料を相当使わして頂きます。

体刊中も、近況報告は、続けますので、突然の計画変更の段、お許し下さい。

敬具


−このページは、事務局からのご案内を、そのままお伝えしています。−


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新規作成日:2004年6月11日/最終更新日:2004年6月11日